Chemchem ya Amani TANZANIA

 

子供達の選ぶ道

 今、首都ダルエスサラームに来ています。明日から3週間、隊員時代お世話になったMBINGAに行ってまいります。
 
 モシを出る前に、シリともう一度二人で話をする機会を持つことができました。
 彼女の中で、Rashidiたちは完全に信用できない人間になっていて、彼らと話をする気は全くないようだったのが残念でした。ただ彼らの支援者の女性達が来たら話はしたいとは言っていました。(結局連絡はなく、6月中には彼女たちは来ませんでした。いつ来るのか今も分からない状態です。)
 シリは7月末にタンザニアを去るそうで、それまでに今いる6人の子供達のために家を借り、何らかの形で子供たちに少しずつ勉強を教える体制を整えたいと言っていました。
 
 今、子供たちは毎晩シリの家の前で寝ています。彼女はマットと寝袋を子供たちに与えていました。子供たちは毎晩9時頃戻ってきて、朝まで寝ているそうです。
 朝から夜9時まで、子供たちは物乞いしたり、鉄くずを拾って売ったりして小銭を稼ぎ、そのお金で好きな物を食べ、買い、映画(小屋で見せるビデオ)を見に行き、そしてシリの家に戻ってきます。今はやりたい放題やっている状態です…。
 
 彼女のやろうとしていることも、もし彼女自身が子供たちと暮らすのであれば、子供たちは彼女が大好きなので上手くいくかもしれません。でも、彼女はすぐに去ってしまいます。去った後は友人に子供たちの世話を頼む、と言っていました。そして彼女自身は、クリスマスなどの休暇くらいしか来られないかもしれない、と言っています。
 私はそのような状況では上手くいくとは思えません。町の刺激を覚えてしまった子供たちが、シリが去ってもずっと家にいられるのか。世話を任せる友人が本当に信用できる人なのか。子供たちがその人の言うことを聞くか。など心配がたくさんあります。でもやってみるのは良いことだと思います。

 モシを出る前日、シリは旅行に出ていていなかったのですが、近くに泊まっていたので、夜9時にシリの家に行ってみました。子供たちがすぐに帰ってきて、自分たちの寝床に招待してくれました。その日も2人の子はビデオを見に行っていて、帰ってきたのは9時半頃でした。
 子供たちは勉強したいと口々に言います。眼科医になりたいという子もいました。
 一人の子は、Rashidiが嫌いだと言いました。マリファナを吸って追い出された子でした。彼は本当の事を知っているRashidiを恐れているのでしょう。彼が自分を正当化するには、Rashidiを悪者にするしかありません。彼の中でRashidiの家に戻ることはあり得なくなっていました。そして彼らは集団で動きます。一人が怖いのでしょう。私はこの子たちがRashidiの家に戻るのは難しいかもしれないと思いました。
 シリの家が上手くいけば応援したいのです。子供たちもシリの家ができたら行きたいと言っていました。シリが去ったら?と聞くとアイダがいる。と言ってくれました。嬉しいけど、私も去ってしまうんだよ、だれか一緒に暮らすタンザニア人を選ぶとしたら、誰かいい人いる?と子供に聞いてみたら、答えられませんでした。子供自身、信用できる大人がいないのです。

 子供たちに与えられた選択肢はRashidiの家(支援者の女性たちが来たら、戻りたいと言う子をもう一度戻してもらえるように頼んでみてと話してきました。)、シリの家、モヨの家、ストリート、あるいは他の施設や家。子供たちは子供たち自身で自分の暮らす場所を選ぶでしょう。私自身、一度あのような経験をしてしまい、今はこっちに住み、腰を据えない限り、自分の施設を運営することは難しいと思っています。ですから子供たちが選んだ道を見てから、彼らへの支援の方法を考えたいと思っています。

  • posted by naomaru さん
  • 2008-8-12 23:38
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